被災地の様子が連日連夜テレビから流れてきます。映像が与える衝撃は強烈で、想像を絶する被害の大きさには言葉がありません。
毎日食い入るようにニュースを見ていると、次第に感覚が麻痺してきます。日ごとに増える犠牲者数にも驚かなくなってしまった自分がいます。ただただ圧倒されているのか、自分の心が二次的に傷つけられることを防ぐために感覚を鈍磨させているのか・・・。恐らく両方でしょう。
この前の日曜日に給油のためガソリンスタンドに行きました。晴天だったこともあり、洗車機には車の列ができていました。近くの公園からは楽しそうな家族連れの声が聞こえてきます。見慣れたいつもの休日の光景。テレビの向こう側が嘘のように、あまりにも普通に日常的な時間が流れていることに、何とも言えない違和感を覚えました。何の変哲もない日常ですが、感謝しなければいけないことが山ほどあふれていることに気付かされます。
幸いにも知人の中に大きな被害を受けた者がいなかった私の場合、テレビを点けず、新聞も読まず、情報を遮断さえすれば、この大災害によってもたらされた悲惨な現状を考えず、いつもの日常生活を送ることができます。何もできないもどかしさ、心の専門家としての無力感など、日々いろいろな想いが沸き起こってきますが、それらにフタをして仕事をしている自分もいます。
それでも・・・
情報を遮断して忘れ去ることなく、自分にできることをし続けること。衝撃的な出来事を忘却することは、心の健康な機能の一つだと思いますが、今だけは自分の心の動きに抗って、日々何ができるかを考えていきたいと思います。
この度の震災により亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りします。
by カウンセラー
カウンセリングルーム虹